乗馬体験
十勝は新しいことに挑戦する人に出会う機会が多い場所だと感じる。
ノースポールステイブルを運営する蛭川さんご夫妻は私が初めて知り合った十勝人。
お二人も新しいこと好き。
現代における人と馬との新たな関わり方を教えてくれた。
写真(下)は「なつぞら」にも出演したモモちゃんと蛭川さんご夫妻。
そばで見ているとお二人と馬たちの意思が通い合っているのを感じる。
乗馬や馬ぞりで楽しませてくれるだけでなく、伐採した木々の運搬までこなしてくれる働き者だという。
重機の入らない場所ではやっぱり頼れる力持ちなのだ。
古くなったサイロも展望と憩いの場としてリフォームしてしまう。
内側には小さな美術館。
木の香りと景色に癒されて、いつまでも居座っていたくなる贅沢な空間。
こうしたことの一方で、古き良きものとどめている場所でもある。
馬にひかせる木製のプラウ(土を耕す農具)や馬車など、「なつぞら」にも登場した開拓期の北海道を伝える品々も。
実際にこの場所でご夫妻は馬とともに共生しているから当然ながらそこにはリアリティがある。
雪月や天陽くんも良いが、「巡礼」のはじまりには、肌で感じる「なつぞら」体験はいかがだろう。
ノースポールステイブルは冬期間も営業しており、四季折々の楽しみ方ができる。
乗馬はもちろんのこと、青空の下での牧草馬車、雪の積もった林の中をくぐる馬ぞりは是非どちらも一度は体験したい。